遺族の活動 2012〜2013
(冊子作成〜市民報告会〜光奏でるコンサート〜菜の花キャンドル)
2013年 遺族の活動
2013.2.2 「学校事故・事件 事故が事件になる現実」
愛知県立大学教育福祉学部 望月教授に講演をいただきました。
<動画は三遠テレビさんが撮影してくれました>
2013年6月18日 遺族が冊子「学校が守るべきいのち」を作成
事故当初の静岡側の対応はどうだったのか、遺族が提訴するまでの、豊橋市教育委員会、学校、市長、市議会の対応はどうだったのか、私たち遺族はどう感じていたのか、民事裁判で何が見えてきたのか、今、関係者は何をしなければならないのか、現状はどうなのかなど、「学校が守るべきいのち」と題して、学校事故の再発防止と風化防止を願って、遺族が一冊の冊子にまとめました。
特に学校関係者の方々に読んで頂きたく、2010年6月18日の浜名湖で起きたあの事故をもう一度見つめ直し、二度と起こしてはならない思いを新たにし、永遠に語り継いでくれることを願っています。
2013.6.18事故の記録を作成して、事故関係者および教育学部等に配布
娘を奪ったこの事故は、学校の管理下で起こった事故でした。私たち遺族は、野外教育の安全確保について、学校側の問題点を豊橋市などに訴えてきました。あまりにも希薄な学校の危機管理の現状に触れ、遺族として、社会にこの現状を知ってもらうことが必要だと感じております。
2013年6月25日、静岡県教育委員会に冊子寄贈
冊子「学校が守るべきいのち」を130冊寄贈しました。静岡県内の各市町村教育委員会に配布して、再発防止、風化防止に役立てて頂くようお願いしました。
2013.11.27. 愛知県教育委員会に冊子寄贈と寄附金
👉愛知県教委に冊子寄贈と寄付金
教育長に、冊子72冊と冊子販売で貯まった187,000円を手渡ししました。事故の風化防止と再発への取り組みをお願いしました。
『このたび、西野様から頂きました寄附金につきましては、寄附のご趣旨に沿うよう学校安全教育や危機管理等の教員研修に使用させていただき、教員の安全に対する意識を高めてまいりたいと存じます。また、転覆事故の記録をまとめられた冊子につきましては、事故の未然防止又は事故が発生した場合の救援体制の強化を図る上で大変貴重な資料でございますので、本県教育委員会はもとより、県内の教育委員会で活用されるよう、関係機関へ配布させていただきたいと存じます。』 (野村教育長コメントより)
2013年12月23日 第4回「菜の花キャンドル」を開催
2010年12月から三ケ日青年の家で行われていたこのイベント、遺族が主催し、第4回から豊橋で開催しています。
花菜も遊んでいた近所の公園で、花菜の追悼の時間を設けました。多くの同級生や近所の保護者、子どもたちと共に、2000本のキャンドルを灯して、花菜を囲みました。
2012年 遺族の活動
2012年3月16日 豊橋市長に「謝罪要求」を申し入れる。
運輸安全委員会の事故の調査報告書を発表した。それを受け「豊橋市にも法的責任がある」として、佐原豊橋市長に謝罪を申し入れました。
2012.10.24 民事裁判において、被告豊橋市と和解成立の記者会見
豊橋市は全面的に争う姿勢から一転して、私たちの訴えを受け入れました。学校の責任を認め公の場での謝罪と具体的な再発防止を約束しました。なお、小学館集英社プロダクション、静岡県は当初から全面的に遺族の訴えを全面的に受け入れています。 👇会見動画あり
2012.11.17 遺族が、豊橋市長に公の場で花菜と遺族に謝罪させ、再発防止を約束させる。
学校の責任について全面否定していた豊橋市は、ようやく裁判長の促しにより、遺族に謝罪しました。和解調書に書かれている責任についてすべて認めて、謝罪し、再発防止に取り組むことを約束しました。その時の録画記録です。 👇謝罪会見動画