2016年 第7回「菜の花キャンドル」開催
今年も、近くの公園で花菜を追悼するイベントを行いました。
毎年12月23日に花菜の友達が集まって、2000個のLEDライトで思い思いの形を彩ってくれます。
今年もたくさん集まってくれました。
事故当時中学一年生だった同級生たちは来年は二十歳になります。
今、成長した同級生たちは、それぞれの将来を夢見ながら、それぞれの場所で活躍していることと思います。そんな花菜の同級生たちの姿を見ると、私はとても心が安らぎます。
また、この輪に入れないお友達の存在も知っています。でも花菜を心にとどめて、心の中で会話してくれていることと思います。
あの事故を経験したこの「同級生たちの活躍を見たい」と、花菜が残した自然体験学習のしおりの言葉が、この「菜の花キャンドル」を続けさせてくれていると感じます。
西野 友章
<朝日新聞より引用>
浜名湖ボート事故で犠牲 西野さんを同級生ら追悼
2016年6月、浜松市の浜名湖で野外活動中にボートが転覆し亡くなった豊橋市立章南中学1年mの西野菜さん(当時12)を追悼する集いが23日、同市杉山町の公園で開かれた。今春、高校を卒業した同級生ら約30人が集まり、花菜さんをしのんだ。
集いは「菜の花キャンドル」と名付け、花菜さんの両親が、2度と悲しい学校の事故を繰り返してほしくないとの願いを込めて毎年開いている。
自宅近くの公園には、LEDライト2千個が並べられ、音楽が好きだった花菜さんにちなんで音符とハートマークが描かれた。
父親の友章さんは「事故から6年。花菜を忘れずに集まってくれてありがとう。それぞれの場所で活躍し、成長したところを見られてうれしい。ゆっくり楽しんで語り合ってほしい」とあいさつ。
小学校の頃から仲が良かった専門学校生の平松明華さん(19)は「後ろ向きだったみんなの気持ちが前向きに変わってきた。悪いことばかりじゃないと思えるようになりました。この集いはずっと続けていきたい」と話した。
<引用おわり>
<東愛知新聞より引用>
花菜さんを忘れない 浜名湖ボート事故
キャンドルともし追悼
浜松市の浜名湖で2010年6月に起きたボート転覆事故で亡くなった豊橋市立章南中学1年の西野花菜さん=当時(12)=を追悼する「菜の花キャンドル」が23日夕、豊橋市杉山町の西南代公園であり、19歳になった同級生約15人が花菜さんの冥福を祈った。
毎年6月には事故現場で追悼式があるが、半年に1回でも思い出してほしいと花菜さんの両親が行っている。
この日はあいにくの雨となり、規模を縮小。花菜さんの同級生らがキャンドル型ライトを含む約2000個の発光ダイオード(LED)を音楽の好きな花菜さんのため、音符とハートの型に飾り付けた。
高校を卒業し、大学生や社会人となった同級生らを前に、父の西野友章さんは「来年は20歳、それぞれの場所で活躍し、こうして成長した姿が見られてうれしい」と笑顔。ただ、年々、参加者が減っている現状については「花菜を忘れないでほしい」と切実に訴えた。
同級生らは、ほのかに揺れるキャンドルの前で写真を撮り、思い出話や近況報告などで会話に花を咲かせた。
花菜さんと小学校からの同級生で専門学校1年の平松明華さん(19)=豊橋市=は「年月がたつにつれ、前向きな気持ちになってきた。ずっと菜の花キャンドルを続け、成人式には花菜も連れていきたい」と
願いを話した。
<引用おわり>
<中日新聞より引用>
天国の花菜さんへ 豊橋
2010年6月に浜松市の浜名湖で起きた野外活動中のボート転覆事故で亡くなった、豊橋市章南中学校1年西野花菜さん=当時(12)=をしのぶ「菜の花キャンドル」が23日、豊橋市杉山町の西南代公園であった。
高校を卒業し、大学生や社会人となった当時の同級生15人ほどが集まった。藤棚の下にキャンドル形の発光ダイオード(LED)を並べて音符をかたどり、近況報告などをし合った。父友章さんは「19歳になった皆の成長が見られてうれしい。皆が大好きだった花菜を忘れないでほしい」と語りかけた。
両親が13年から毎年続けている催しだが、同級生らが成人するにあたり、「皆に主体になってもらえれば」とも話した。当日準備には女性友達を中心に参加が広がり、音符形にキャンドルを並べるアイディアもその中で出た。
花菜さんとは小学校からの幼なじみだった平松明華さん(19)は「今でもうれしいことや楽しいことがあると頭に浮かぶ。成人式でも花菜をお迎えするような何かができたらいい」と語った。
<引用おわり>
<毎日新聞より引用>
亡き同級生 悼む光
浜名湖(浜松市)で2010年6月、野外学習中に起きたボート転覆事故で死亡した豊橋市立章南中学校1年の西野花菜さん(当時12歳)を悼む「菜の花キャンドル」が23日夕、西野さんの自宅に近い豊橋市の公園で今年も開かれ、同級生約20人が集まった。今年は、花菜さんが音楽好きだったことから、ろうそくをかたどったLED電球2000個を音符とハートの形に並べて点灯させた。
花菜さんの父、友章さんが≪成長しているみんなの姿を見ると、心が休まります」とあいさつ。同級生たちも写真を撮るなどして花菜さんのことをしのんでいた。
<引用おわり>
<読売新聞より引用>
LEDライトでボート転覆追悼
豊橋
浜松市の浜名湖で2010年6月に起きたボート転覆事故で亡くなった豊橋市立章南中学1年、西野花菜さん(当時12歳)の追悼集会「菜の花キャンドル」が23日、豊橋市杉山町の公園で開かれた。同級生ら約30人が参加し、花菜さんをしのんだ。
参加者は、発光ダイオード(LED)ライト約2000個を用いて、花菜さんが好きだった楽曲を連想させる音符とハートを描いた。花菜さんの父友章さんは「毎年みんなの顔を見て、心が安らぐ。今後、この事故が風化しないように取り組んでいきたい」とお礼を述べた。
<引用おわり>