2021.3.23 静岡県教育委員会の依頼を受け、eランニングによる教材作りに参加しました。
先日、静岡県教育委員会の依頼を受け、eランニングで実施する危機管理研修の教材作りに参加しました。
「安全な自然体験活動」について、約30分間zoomで講話・収録しました。静岡県内の青少年施設を安全かつ有効に利用するため、指導者としての心構えや指導計画立案、具体的な指導方法の習得を目的に、危機管理研修を実施するということです。
また、子どもを預かるすべての大人たちに、大人の努力で、救われる子どもの命があることを知ってほしいと思っております。
翌日、静岡県庁を訪問し、木苗教育長に学校安全の取り組みについて、意見交換しました。この静岡県教育委員会の取り組みが、安心・安全な、野外教育につながることを願っております。
西野友章
(静岡新聞より引用 R3.5.16)
野外活動引率 動画で研修
県教委は本年度、eラーニングによる自然体験活動の危機管理研修を教員向けに始めた。2010年に浜名湖で県立三ケ日青年の家(浜松市北区)のボートが転覆し、愛知県豊橋市立章南中1年西野花菜さん=当時12=が犠牲になった事故から来月で11年。その教訓を改めて広く伝え、安全な野外活動を実施するために教員一人一人の専門性や知識・意識向上を図る。
ボート事故 教訓継承
コンテンツは自然体験活動の意義や引率指導者の心構え、施設安全利用への手順などの具体策を社会教育課の担当者が説明している。ウェブ上に掲出した講義をパスワード入力して閲覧するシステムで、指導に当たる教員全員が場所や時間を問わず同じ研修を受講することができる。
西野さんの父も講話
県教委の依頼を受け、西野さんの父友章さんも講話を受け持った。事故当日の様子や家族が抱いた思い、野外活動に取り組む教員に伝えたいことなどを約30分間にわたり語った。さらに、三ケ日青年の家の城田守所長が、活動現場の声として学校と施設の連携の重要性を訴えている。
再発防止に向けた事故の教訓が教員に直接届く形を望んでいた友章さんは「非常にありがたい。子どもは自分たちで守ることを教訓に学校が主体性を持ってくれれば」と期待する。
研修の必要性を感じてきた城田所長も「学校と施設が互いにプロ意識を持つことを忘れてはならない」と強調した。
県教委社会教育課によると、野外活動を行う場合に指導教員らは必ず視聴するよう義務づけ、圏内の青少年教育施設にも同じ内容のDVDを配布しているという。
野外活動は子どもたちにとって貴重な経験の場。山下英作課長は「敬遠するのではなく、安全安心を第一に求め、教訓を生かしていきたい」と狙いを説明した。
(引用おわり)