・2017.6.15 椙山女学園大学で4回目の講義を実施
今回は、静岡新聞記者が授業を取材してくれました。同大学の企画広報課の方もいらっしゃいました。社会では学校管理下で守れるはずの命が失われるています。花菜の事故から得た教訓を社会は生かしていかなければならないと思います。遺族の思いも一緒に考えてくれたと、この授業で感じました。
同大学のホームページにもこの授業が紹介されました。
・2016年4月7日、静岡検察審査会に審査申立書を提出後、静岡県庁と豊橋市役所で記者会見
静岡検察審査会に不起訴不服の申立書を提出したことを報告しました。元校長の過失について、どの時点でそのような過失があったか、裁判事例を示しながら説明しました。
動画は、三遠テレビさんが豊橋市役所で撮ってくれたものです。
↓YouTube 「学校の授業中に死亡事故 学校の刑事責任」
・2016.7.14 椙山女学園大学で2回目の講義を実施
将来、保育士や教員を目指す教育学部の3年生と一緒に「浜名湖カッターボート転覆事故」を事例に、出航前、出航後、転覆後とそれぞれの状況で、誰がどうすべきだったか、なぜそれができなかったかを討論しました。みなさん真剣でした。花菜のこともしっかりと受け止めてくれた様子でした。
・2016.11.9 元校長の具体的な過失を指摘し、改めて再捜査の必要性を静岡検察庁に書面で申入る 👉再捜査の必要性を申し入れ
2015年1月、静岡地検は、業務上過失致死で書類送検された当時の校長を嫌疑不十分で不起訴としました。しかし、2016年10月に検察審査会の「不起訴不当」の議決を受け、静岡地検は再捜査を行っています。遺族としても、事故の事実関係について、あいまいな点を指摘し、具体的に再捜査の必要性と考えられる過失を指摘し、再捜査を書面で申入れました。
・2016.11.17 椙山女学園大学で3日目の講義を実施
先回の講義とは別の学生たちです。授業時間が終わっても、多くの学生に質問され、学生のみなさんは真剣でした。今日学んだこと、感じたことを忘れないで、子供たちの安全を主体的に守れる教員になってほしいと思います。
・2016.12.23 第7回「菜の花キャンドル」開催
今年も、近くの公園で花菜を追悼するイベントを行いました。
毎年12月23日に花菜の友達が集まって、2000個のLEDライトで思い思いの形を彩ってくれます。
今年もたくさん集まってくれました。
事故当時中学一年生だった同級生たちは来年は二十歳になります。
今、成長した同級生たちは、それぞれの将来を夢見ながら、それぞれの場所で活躍していることと思います。そんな花菜の同級生たちの姿を見ると、私はとても心が安らぎます。
・2015.7.15 椙山女学園教育学部で講義
同大学の講師林さんからご紹介頂いて、花菜の事故を事例に「なぜ死亡事故が起きたのか」「どこが悪かったのか」「こうできなかったのか、その背景は」など、将来子どもたちを預かる学生さんたちと一緒に考えました。
・2015.7.31 第7回公判は、父親西野の証人尋問
👉刑事裁判
私も証人として直接裁判長に訴えました。
・事故を知った時の遺族の思い
・民事裁判までの経緯と和解条項の内容
・私が考える事故の原因
・花菜はこうしたら死ぬことはなかった
・二度と繰り返さないために何をすべきか
・被告人への思い
などをしっかり述べさせて頂きました。
証人尋問、証拠調べは今回で終わりました。
次回は論告求刑で、9月18日11時からです。 静岡地方裁判所です。
・2015.11.19 「問わずにはいられない 学校事故・事件の現場から」を豊橋市内の全小中学校と教育施設に役立ててもらうよう、遺族が豊橋市教育委員会に80冊寄贈
「全国学校事故・事件を語る会」が呼び掛け、今年9月に自費出版したこの本は、この事実を広く知ってほしい、そして二度とこのような悲劇を繰り返さないでほしいという切実な願いでつづった記録集です。
大切なひとり娘を学校の事故で亡くした私も同じ願いを込めてつづりました。
・2015.12.23 第6回「菜の花キャンドル」、今年も近所の公園で開催 👉第6回「菜の花キャンドル」
雨の中、花菜の同級生たちがたくさん集まってくれました。 18歳になったみんなは、一段と成長した姿を見せてくれました。将来の選択に向かって、それぞれの想いで頑張っているようです。今年は病院のベットで頑張っている妻にも伝えました。18歳になった花菜もきっとこんな感じなんだろなぁ。
事故から5年半、花菜を忘れないでね。
子供を持つ親、ご家族、多くの方々が自身の問題として、
「二度と繰り返さない」を実施できたらと思います。
みんなで子供の命を守らないとね。
・2014.5.3 「学校事故事件遺族連絡会」を開設
学校の管理下で大切な我が子を亡くされた遺族が集まり、情報を共有できるの場を開設しました。この会は主に、愛知県を中心とした中部地区で活動を行います。詳細は👉「学校事故事件遺族連絡会」のブログをご覧ください。
<開設メンバー>
西野 友章(浜名湖カッターボート転覆事故遺族)
倉田 久子(高校柔道部事故遺族)
山田 優美子(愛知県立高校生自殺(指導死)事案遺族)
大河内祥晴(西尾市立中学校いじめ自殺遺族)
・2014.8.21 花菜の母光美が、絵本「夢があるっていい」を作成し、報道に公開 👉絵本「夢があるっていい」
・2014.12.23. 第5回「菜の花キャンドル」を開催 👉第5回「菜の花キャンドル」
第5回目となるこの催し、地域の方にも集まって頂けるよう、近くの公園で行いました。
多くの同級生をはじめ、校区の方々にも参加して頂き、花菜も喜んでいると思います。
二度と起こしてはいけない事故の風化防止にもつながることを信じています。
◆2013年6月18日 遺族が冊子「学校が守るべきいのち」を作成
事故当初の静岡側の対応はどうだったのか、遺族が提訴するまでの、豊橋市教育委員会、学校、市長、市議会の対応はどうだったのか、私たち遺族はどう感じていたのか、民事裁判で何が見えてきたのか、今、関係者は何をしなければならないのか、現状はどうなのかなど、「学校が守るべきいのち」と題して、学校事故の再発防止と風化防止を願って、遺族が一冊の冊子にまとめました。
特に学校関係者の方々に読んで頂きたく、2010年6月18日の浜名湖で起きたあの事故をもう一度見つめ直し、二度と起こしてはならない思いを新たにし、永遠に語り継いでくれることを願っています。
・2013.6.18事故の記録を作成して、事故関係者および教育学部等に配布 👉「学校が守るべきいのち」
娘を奪ったこの事故は、学校の管理下で起こった事故でした。私たち遺族は、野外教育の安全確保について、学校側の問題点を豊橋市などに訴えてきました。あまりにも希薄な学校の危機管理の現状に触れ、遺族として、社会にこの現状を知ってもらうことが必要だと感じております。
◆2013年6月25日、静岡県教育委員会に冊子寄贈
冊子「学校が守るべきいのち」を130冊寄贈しました。静岡県内の各市町村教育委員会に配布して、再発防止、風化防止に役立てて頂くようお願いしました。
・2013.11.27. 愛知県教育委員会に冊子寄贈と寄附金
教育長に、冊子72冊と冊子販売で貯まった187,000円を手渡ししました。事故の風化防止と再発への取り組みをお願いしました。
『このたび、西野様から頂きました寄附金につきましては、寄附のご趣旨に沿うよう学校安全教育や危機管理等の教員研修に使用させていただき、教員の安全に対する意識を高めてまいりたいと存じます。また、転覆事故の記録をまとめられた冊子につきましては、事故の未然防止又は事故が発生した場合の救援体制の強化を図る上で大変貴重な資料でございますので、本県教育委員会はもとより、県内の教育委員会で活用されるよう、関係機関へ配布させていただきたいと存じます。』 (野村教育長コメントより)
・2013年12月23日 第4回「菜の花キャンドル」を開催 👉第4回「菜の花キャンドル」
2010年12月から三ケ日青年の家で行われていたこのイベント、遺族が主催し、第4回から豊橋で開催しています。
花菜も遊んでいた近所の公園で、花菜の追悼の時間を設けました。多くの同級生や近所の保護者、子どもたちと共に、2000本のキャンドルを灯して、花菜を囲みました。
↓ YouTube第4回菜の花キャンドルin豊橋
・2012年3月16日 豊橋市長に「謝罪要求」を申し入れる。
運輸安全委員会の事故の調査報告書を発表した。それを受け「豊橋市にも法的責任がある」として、佐原豊橋市長に謝罪を申し入れました。
・2012.10.24 民事裁判において、被告豊橋市と和解成立の記者会見
豊橋市は全面的に争う姿勢から一転して、私たちの訴えを受け入れました。学校の責任を認め公の場での謝罪と具体的な再発防止を約束しました。なお、小学館集英社プロダクション、静岡県は当初から全面的に遺族の訴えを全面的に受け入れています。
・2012.11.17 遺族が、豊橋市長に公の場で花菜と遺族に謝罪させ、再発防止を約束させる。
学校の責任について全面否定していた豊橋市は、ようやく裁判長の促しにより、遺族に謝罪しました。和解調書に書かれている責任についてすべて認めて、謝罪し、再発防止に取り組むことを約束しました。その時の録画記録です。
You Tube 豊橋市長、浜名湖カッターボート事故の遺族に初めて謝罪
・2011.6.18 遺族が企画、プロディースした「光奏でる友と」コンサート 1回目
花菜のバイオリンで名古屋の音楽集団が章南中で演奏してくれました。遺族の企画、調達です。命日の6月18日に実施。お友達がいのちの尊さを心に刻んでくれることを願いました。学校には風化防止に役立ててほしいと訴えました。
・2010.12.18「花菜文庫」ゆみんぽさんの絵を掲示・式典