再発防止/風化防止 関係者の取り組み
<豊橋市>
・豊橋市教育委員会
平成22年6月18日(金)に、三ケ日青年の家で行われていた豊橋市立章南中学校の自然体験学習中にカッターボート転覆事故が発生し、西野花菜さんの尊い命が失われてしまいました。お亡くなりになられた西野花菜さんのご冥福をお祈り申し上げますとともに、西野花菜さんのご遺族をはじめ、みなさまの心に深い痛みを負わせてしまったことに対し、心よりお詫び申し上げます。
豊橋市教育委員会といたしまして、今後二度とこのような痛ましい事故を起こさないために、この事故を教訓とした「校外学習(行事)の安全管理体制の整備に向けて」をまとめました。すべての小中学校が、校外学習において子どもたちの安全を確保し、有意義な校外学習を実施していくための指針として豊橋市立小中学校に通知しました。
市民の皆様にも本文書を知っていただくために、豊橋市教育委員会学校教育課のホームページに掲載いたしました。今後、校外学習を安全でより有意義なものとしていけますよう、市民の皆様からのご意見をいただければ幸いに存じます。
なお、ご意見・ご質問は、下記問合先までお願いいたします。
豊橋市教育委員会学校教育課
電話番号 0532-51-2826 FAX番号 0532-56-5104
メールアドレス gakkoukyoiku@city.toyohashi.lg.jp
・豊橋市立章南中学校
平成22年6月18日、浜名湖で実施されたカッター等漕実習中、カッターボートの転覆時より本校1年生徒の尊い命を失いました。今後、二度とこのような事故が起こることのないよう、章南中学校は次のことを約束します。
(1)この事故を決して風化させることなく、本校に勤務する教職員に引き継ぎ、教育活動においては、生徒の生命を第一に考え、安心・安全に教育活動が展開されるよう努めていくこと。
(2)学校行事、学校教育の場において、生徒の生命及び身体の安全を守るのは、第一次的に教職員自身であることを強く自覚し、安全管理に対する意識を高く持ち続けること。
(3)安全に対する研修等に努め、事故の再発防止に向けて努力を続けること。
(4)安全指針及び安全対策マニュアル(以下示す)を随時改訂するとともに、その実効的な運用に蘇力していくこと。
<静岡県>
・静岡県教育委員会
三ケ日青年の家のカッター訓練事故でお亡くなりになった、西野花菜さんのご冥福をお祈りするとともに、ご両親、豊橋私立章南中学校の皆様、県民の皆様に改めてお詫びを申し上げます。県教育委員会といたしましては、事故を厳粛に受け止め、二度とこのような事故を起こさないとう今後とも安全対策に万全を期するとともに、安心して活動できる施設を目指して努力を続けてまいります。
・静岡県立三ケ日青年の家
👉安全対策
<(株)小学館集英社プロダクション >
<お詫び>
2010年6月18日(金)、静岡県立三ヶ日青年の家において、カッターボート訓練中の事故により女子中学生一名が亡くなられた事につきましては当時の施設運営管理者として責任を痛感しております。あらためて故人の冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、学校関係者、関係各所の方々にお詫び申し上げます。今後、このような事故が発生することがないよう、安全管理の徹底に努める所存です。
<運輸安全委員会ー国土交通省>
本事故は、大雨、雷、強風、波浪及び洪水注意報が発表された降雨の状況下、A船が、本件青年の家における本件中学校の野外活動授業に使用され、通常時の訓練方法である東コースによる自主艇として浜名湖北岸沿いにとう漕訓練を行っていた際、風波が強まってとう漕が困難となり、本件所長が、B船で救助に赴き、A船を左斜航状態で、また、湖水がA船の左舷船首側から連続して打ち込む状態でえい航したため、佐久米南方沖を南西進中、滞留水が増加するなどして左傾斜が増したことで左舷側のオールが着水して左回頭し、その後、右舷側に座っていた生徒等の姿勢が崩れて左舷側に移動して左傾斜が更に増したことから、左舷舷端が没水し、湖水が船内に流入して左舷側から転覆したことにより発生したものと考えられる。
☞2012年1月
<一般>